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Jan 18, 2024

車載Ethernet規格10Base用コモンモードチョーク

TDK株式会社は、ベンダーによると、車載イーサネット規格10Base-T1S用の業界初のコモンモードチョークであるACT1210Eシリーズを発表しました。 主な応用分野は車載用イーサネットデータ通信システムです。

コモンモードチョークは、特別に開発された巻線構造と最適化された材料に基づいています。 その結果、ACT1210E チョークは業界最高の S パラメータ (浮遊パラメータ) と最大 10 pF の線間容量を実現します。 動作温度範囲は-40℃から+125℃までです。 巻線と接続端子をレーザー溶接することで、高い耐熱衝撃性を確保しています。

自動運転車は、運転支援システム (ADAS) などの安全機能用の電子制御ユニット (ECU) が多数搭載されているのが特徴です。 10Base-T1S は、イーサネット通信規格の中でも、複数の ECU を接続できるマルチドロップ トポロジをサポートしている点が特徴です。 したがって、この規格は、ピアツーピア通信のみをサポートする 100BASE-T1 および 1000BASE-T1 とは異なります。 現在一般的に使用されている CAN、CAN-FD、Flex-Ray 規格からイーサネット システムへの切り替えを検討するお客様が増えています。イーサネット システムではマルチドロップ接続がサポートされており、規格の統一が実現できるからです。

このコンポーネントは、コンパクトな寸法 (3.2 x 2.5 x 2.5 mm) に加えて、巻線のレーザー溶接を使用して製造することにより達成される高い信頼性を特徴としています。 この製品は、受動部品に関する自動車規格 AEC-Q200 Rev. D の要件に準拠しています。

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